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 千葉県松戸市の路上で、小学2年の女児(8)が男に刃物で刺されて負傷した事件で、男は逃げようとして転倒した女児を背後から執拗に刺していたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。事件の2週間前には、現場近くの埼玉県三郷市でも中学3年の女子生徒(14)が首を刺される事件が発生。同一犯の可能性もあるが、事件には相違点もある。同一犯であれば犯行はエスカレートしてきており、「次の凶行」への不安が周囲で渦巻いている。(福田涼太郎)



 ■強い力で刺す 



 2つの事件は下校中の女の子が男に刃物で襲われたという点で共通する。いずれも平日の凶行で、犯人は黒っぽい服装だった。



 両現場の距離は江戸川を挟んで直線で約2キロ。自転車であれば橋を渡って15分程度で着く。いずれもすぐ近くに住宅があり、「人通りは少なく、偶然に通るような場所ではない」(捜査幹部)という。



 手口の面では、背中や右脇腹、右腕などを「刺された」女児に対し、当初は女子生徒は首を「切りつけられた」とされた。



 だが、女子生徒の傷口は約5センチと深く、捜査関係者は「切りつけられたのではなく刺されたようだ。動脈に触れていたら命が危なかった」と明かす。女児も厚着をしていたにもかかわらず、肺まで達した傷があり、両方とも強い力で刺されたことがうかがわれる。



 ■残虐性に差異 



 一方、女児の刺し傷は5カ所以上と執拗さが感じられたのに対し、女子生徒は1カ所のみだ。標的の年齢層も異なるが、松戸事件では抵抗力の低い小学生に何度も刃物を突き刺しており、残虐性が際立つ。



 犯行時間帯や状況も異なる。女子生徒は辺りが暗くなった午後5時45分ごろ、友人と別れ1人のところを襲われた。女児はまだ明るい午後3時ごろ。同級生と一緒にいるときに襲われたとみられ、松戸事件の方が大胆な犯行といえる。



 犯人の移動手段も三郷事件は自転車とされるが、松戸の女児は「男は前から歩いてきた」と説明した。事件後、少し離れた場所を自転車で走り去る男の目撃情報もあり、県警は関連を調べている。



 ■次の犯行は… 



 共通点と相違点が混在する2つの事件。精神科医で東工大教授(犯罪精神医学の)影山任(じん)佐(すけ)氏は「2つの現場の距離や犯行時間の近接度から同一犯の可能性が高い」と指摘する。



 いずれも自分より弱者を狙った犯行とみられることから、影山氏は「犯人はサディスティックな傾向が強く、ストレス発散などが目的ではないか。『自分は社会的な成功体験がない』と感じている人物だろう」と分析する。



 2日には松戸事件の現場から約10キロの千葉県柏市の路上で、塾帰りの小学4年の女児(10)がカッターナイフを持った黒い服装の若い男を目撃。この女児は走って逃げ無事だったが、近隣で次々と刃物男が現れる事態に、住民の不安は高まっている。



 影山氏は「同一犯であれば、連続して同種事件を起こす可能性が高い。次は警戒して少し離れた地域で犯行に及ぶのではないか」と危機感を募らせる。





(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)



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