忍者ブログ
今日の番組に関連する情報をタイムリーに配信
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




[ロンドン 7日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)が7日に実施した84日物のドル資金供給オペでは、ユーロ圏の銀行の資金調達が困難になっていることを反映し、供給額が予想を上回る506億8500万ドルに達した。ただ銀行がECBのドル資金供給オペを利用していることで、年末には市場は沈静化に向かうとの前向きな見方が出ている。



この日のドル資金供給オペは、日米欧の主要中央銀行がドル資金供給拡大策を打ち出してからECBとして初めて行ったもの。34行に総額506億8500万ドルが供給され、ロイター調査の予想中央値の100億ドルを大幅に上回った。



ECBは同時に実施した期間7日のドル供給オペでも5行に総額16億020万ドルを供給している。



こうした結果についてアナリストの間では、ユーロ圏の銀行のドル資金調達難はすでに周知の事実となっていることから、特に驚くべき事態ではないとの見方が出ている。



RBCキャピタルマーケッツのノーバート・アウル氏は「一般的には市場にストレスがかかっていることを示す兆候ではあるものの、こうしたストレスはこれまでも存在していた」と指摘。「主要中銀によるドル資金供給拡大策がすでに導入されており、これが利用されていることから、今回のオペ結果は必ずしもマイナスの兆候ではない」との見方を示した。



この日のドル資金供給オペでは84日物の金利は0.59%と、日米欧中銀の協調策導入以前の約1.45%近辺から大幅に低い水準となった。



モルガン・スタンレーは供給額は2008年12月以来最大となったと推計。供給額が膨らんだ理由については、年末に向けた資金需要が一部みられたこと、また資金調達ストレスが予想より大きかったことを挙げた。



同社のストラテジスト、エレーヌ・リン氏は「市場における資金調達難の緩和に向け主要中銀が意欲を持っていることが示されたことは歓迎すべきことだ」とし、主要中銀の協調策によるドル資金供給オペが利用され、ECBからドル資金を調達する動きが出たことで、年末に向け市場は沈静化するとの見通しを示した。



3カ月物ユーロ/ドルのクロスカレンシー・ベーシス・スワップ金利はECBの資金供給オペ結果を受け112ベーシスポイント(bp)に縮小。オペ結果が伝わる前は120bp近辺で推移していた。





(この記事は経済総合(ロイター)から引用させて頂きました)



集客

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック