×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
冒頭からセットの紹介で恐縮だが、いかにMacBook Airとはいえ、オフラインでは単なる板に過ぎない。ネットワークにつながってこそその薄さ・軽さが生きるというもの。そこで必ず持ち歩くのが、Pocket Wi-Fi(D25-HW)である。本音を言えば、WiMAXなどの通信サービスがMacBook Airに組み込まれていればベストだが、そこは舶来品の悲しさで、叶わぬ願いのままである。
【拡大画像や他の画像】
記者は学生時代から社会人2年目くらいまで、Macユーザーであった。当時はモバイルノート型のPowerBook Duoに入れ込んでおり、「モノクロTFT液晶のDuo 280こそ至高!」と考えていた(今でも少しそう思っている)。
だが学生ならまだしも、社会人になるとMac一筋というのは厳しく、またMacユーザーはPowerBook 2400c以降、軽量なモバイルノートに恵まれなかった。記者自身、自腹購入した初代PowerBook G4以降は仕事でもプライベートでもMacを使うことはなく、10年弱に渡りPC/Windowsを一筋に使ってきた。
現在も、会社から支給されている業務端末はPC(ThinkPad)である。とはいえセキュリティの観点から気軽に持ち出すわけにはいかない(所定の手続きを踏めば持ち出せるが、わたしはほとんど持ち出さない)。記者/編集者という仕事上、出先で物書きをしたいケースも多いのだが、執筆に必要なもの以外のデータやアプリケーションが備わっている業務端末は、必ずしも物書き専用マシンには向かないというわけだ。
そこでこの秋に「外出先でのテキスト入力専用マシン」として購入したのがMacBook Airである。旧モデルではプロセッサがCore2 Duoだったため、パフォーマンスの点から手を出しづらかったのだが、現行モデルはCore i5に強化されたため購入を決断。可搬性を重視し11インチモデルとし、SSDをApple StoreのCTOで256ギガバイトにアップした。MacBook Airはメモリの最大搭載量が4ギガバイトと控えめのため、SSDをできるだけ奢るのが正解だと思う。
実は当初、テキスト入力マシンの真打ちとしては、iPadに期待をしていた。外付けのBluetoothキーボードと合わせてしばらく使ってみたものの、やはり日本語の変換、特に連文節の変換が厳しく、効率が著しく落ちる(メール程度であればよいが、長文入力には相当のストレスがある)。またパラグラフごとにカット&ペーストする際なども、マウスやトラックパッドを使えないインタフェースは非効率だった。マルチタスクではないため、Webサイトを見ながらテキストを打つといったことも難しいし、そもそもiPadと外付けキーボードを持ち歩くとそれなりに重いし、かさばるのである。これでは本末転倒である。
対してMacBook Airは、ちょっと衝撃的なほど薄い筺体に加え、重さも1キログラム程度と、可搬性は抜群だ。余裕のあるキーボードでテキスト入力は快適だし、マルチタッチトラックパッドの使い勝手にも良い意味で驚いた(Webページの移動やアプリの切り替えがスイスイできる)。OSX Lionでは、上下のスクロール方向が逆になったことで、旧来のユーザーからは不評もあるようだが、OS9からの移行組である記者には違和感がない。
とりわけ気に入っているのがACアダプタと本体の接続方式(MagSafe)だ。そもそも電気ポッドなど「落としたり倒したりすると危ない」製品はこの方式だったわけで、もっと早く、より多くのPCがMagSafe的なインタフェースを採用すればいいのにと思う。
敢えて難点を挙げればバッテリの持ちだろうか。モバイルルータに接続したまま使っていると、おおよそ4時間強でスリープする。取材1本には十分だが、終日のイベント参加や出張では心もとない。必ずしも出先では、電源を利用できる環境だとは限らないため、サードパーティの増設バッテリを買おうかと思案中である。
ところで記者は、Airのボディにパワーサポートのエアージャケットセットを装着している。極めて薄く成型されたポリカーボネートがAirの外周をぴったりと覆うため、扱いに気を使う必要がなく取り回しが楽になる。何より装着していることを忘れるほどの密着感が素晴らしい。つい先日取材したある米国企業のトップ(彼もAirユーザー)が驚いて「それはなんだ、どこで売っているんだ」と聞いてきたくらいである。
ただし付属の滑り止めチップ、これには苦言を呈したい。Air底面の4つの足はラウンドしたフォルムなのに、そこへ平面のシールを貼り付けるのには無理がある。ネット上には「うまく貼れない」「貼ってもすぐはがれる」「貼ってカバンに入れ、取りだしたときにははがれていた」「というか、貼り終わる前にはがれていた」……という評判も見られ、わたしも同様の感想を抱いた。本体のジャケット本体の完成度の高さと比べ、著しく残念感が漂うパーツである。今後のモデルでの改修されることを期待したい。
●道具3 iPhone4S(SoftBank)
今やiPhoneに限った話ではないが、会社で利用しているメールがWebメール(ローカルにはデータを残さない仕組み)のため、外出先でメールや添付ファイルをチェックするのにスマートフォンは欠かせない。3GSから4Sに移行したが、特に通信速度が体感で向上している。iPhone対応をうたうPORTERのDRIVEを名刺入れ兼iPhoneケースとして利用しており、収納部分には名刺だけでなくSuicaを入れることで、簡易お財布ケータイとして使っている(笑)。
●道具4 PORTERの2wayトートバッグ
4つ目は仕事用のカバンを紹介したい。特にカバンは、人それぞれのワークスタイルによってこだわるポイントが別れるものだと思うが、僕の場合は「ショルダーストラップを付けられるトートバッグ」一択である。
一般的なビジネスマンは、ブリーフケースタイプのバッグを持つことが多いように思う。だが記者稼業では、取材先で紙の資料をもらうことが多く、また取材をハシゴすることもよくある。例えばA4の資料が入ったB3封筒を渡されると、ブリーフケースでは収納に困ってしまう。だが縦に長いトートバッグだと、すぽっと資料やPC、雑誌などを入れられるため、便利なのである。
調べたところ、記者が使っているのは吉田カバンの2Wayトートバッグで、「622-06673」という品番のようだ。普通のトートとは違いショルダーストラップが付けられ、収納物が多い時はマチの部分を広げられ、また前面には折り畳み傘が十分に入るポケットが2つ付いているのが便利である。ここにカメラの交換レンズを入れることもある。
●道具5 ICレコーダー
サンヨーのICレコーダー「ICR-S277RM」を利用。購入から約5年は経つと思うが、元気に現役である。購入時の決め手は比較的性能の良い集音マイク(別売りもしていた)が付属していることと、録音データをUSBポートに直接差して転送できること。データ自体もMP3のため、取り回しが楽だった。
ちょっと信じられないことに当時は、録音データをPCに転送する際に専用のアプリケーションを介する必要があったり、データそのものが(MP3などではなく)専用フォーマットだったりするICレコーダーも多かったのだ。
最近は録音の役割をiPhoneに譲ることも多くなってきたが、iPhoneの場合は他者に録音データを渡すのが面倒だ。広い環境での集音力と、USB直差し&MP3というデータ取り回し上の利便性は捨てがたく、今でもバッグに常備している。
●道具6 Eye-Fi
ICレコーダーの項でも触れたが、データの転送というのは面倒なものだ。恥ずかしながら「カードリーダーを忘れてデジカメの画像を取り込めない……!」という失態も一度ならずある。そのたびにカードリーダーを買うので、自宅やオフィスにはカードリーダーが増殖してしまった。
これに歯止めをかけてくれそうなのがEye-Fiである。これはWi-Fiによるデータ転送機能を持つSDカードであり、カード自体がSSIDを吐くので、ペアリングしたPCやスマホにデータを直接取り込める。正直な話、今年一番「便利な世の中になったな」と感じさせてくれた製品はEye-Fiカードかもしれない。
特にスマートフォンとのペアリング機能は面白い。FacebookやTwitterに写真をアップする時に、多くの人はスマートフォン内蔵のカメラを使うと思うが、画質に満足できないこともある。でもデジカメにEye-Fiカードを入れておけば、デジカメで撮った綺麗な写真をその場でソーシャルメディアに公開できるのだ。こちらの記事などを参考に、読者諸氏も検討してみてほしい。
●道具7 オリンパスのデジタルカメラ「E-P3」
記者の場合、このところミラーレスと言われ注目を集めているレンズ交換式カメラの「E-P3」を使っている。
今どきのデジカメには一定の法則があると思っている。それは「同世代機であれば、大きいカメラ、重いレンズのほうが高性能」というものだ。
ただし誰にでも大きなカメラが適するわけではない。仕事で使う以上、あまり大きなカメラだと取り回しに困ることもある。また記者自身が撮る写真の場合、奇麗であるのに越したことはないが、かといって究極の画質が必要なわけでもない。記者自身の用途にちょうど良いバランス(画質と可搬性)を実現してくれるのは、E-P3をはじめ「フォーサーズ」と言われる撮像素子(銀塩カメラのフイルムに例えられる)を採用したシステムだと思っている。
フォーサーズ素子はざっくり言うと、コンデジとフルサイズの中間に位置するサイズである。そのためコンデジよりも綺麗な写真を撮れ、またフルサイズのカメラよりもボディやレンズが小さい。ミラーレスカメラのレンズ同士でも、APS-C素子を使うソニーEマウントの「E18-200mm F3.5-6.3」が524グラムあるのに対し、同じ画各をカバーするオリンパスの「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」は290グラムである。この差は決して小さくない。
もちろん不満点もある。「従来機種では十字ボタンでダイレクトに測距点を選択できたのにE-P3ではできない」とか「有機EL液晶の見え方(特にシャドー部分)が不自然」とか「PCとの接続ケーブルが特殊なUSBケーブル」とか……後者はまだしも、前者はファームアップで何とかしてほしい。これまではできていたことなのだから。
とはいえ、がさつな記者にとっては、レンズ交換式カメラで問題になりがちな「撮像素子のゴミ問題」をSSWF(超音波防塵フィルター)で解決してくれているのは魅力だ。実際、屋外でひんぱんにレンズを交換しても、ゴミに悩まされたことはない。また無理な姿勢で撮影しなければいけないことも多く、その場合はすべての装着レンズに効果があるボディ内手ブレ補正の効果を感じる。
ところでウッドフォード元社長の解任劇に端を発し、その後の“損失隠し”発覚にいたるオリンパス騒動は、いまだ解決の糸口を見せていない。製品が良いからといって企業の責任が減免されることなどあってはならないが、問題が発覚したからと言って現行製品の価値が劣化するわけでもない。オリンパスをめぐる状況は複雑さを増してはいるが、ここは記者自身が良い・悪いと思って使っているポイントについて、正直に書いてみた。オリンパスショックが取材用のカメラ選びに影響するかについて、記者個人においては今のところ「影響なし」という結論としたい。
※来週は、2011年度新卒入社の本宮学記者から7つ道具をご紹介します。お楽しみに!
(この記事はインターネット(ITmedia ニュース)から引用させて頂きました)
![]() レビューを書いて送料無料 MIX鉱石セット1キロ ストレス解消 温泉ゲルマ二ウム トルマリン... |
![]() ★送料無料&今ならご希望の方へ選べるオモチャ プレゼント★【SALE(セール)】運動不足、ストレ... |
集客
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック