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 内閣府原子力安全委員会は23日、定期検査で停止している関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の前提となる安全評価(ストレステスト)の1次評価について、問題ないとの確認結果を決定した。安全委が安全評価を了承したのは初。近く、野田佳彦首相と関係閣僚が協議し安全を確認。地元説明に入り、理解が得られれば再稼働を政治判断する。だが、福井県などは再稼働に慎重な姿勢を示している。



 安全評価は、原発が想定を超える地震や津波に襲われた時、深刻な事故に至るまでにどの程度余裕があるかを調べる。再稼働の判断に使う1次評価と、運転継続を判断する2次評価がある。



 関電によると、両基は想定より1.8倍大きい地震の揺れや、4倍の高さの津波でも炉心損傷しないとした。経済産業省原子力安全・保安院も妥当と判断した。安全委は23日の会議で、「東京電力福島第1原発事故を踏まえ、(非常用電源の確保など)緊急安全対策の効果が示されたことは重要なステップ」との見解を示し、問題はないと結論づけた。会議が5分で終了すると、傍聴者が「2次評価なしで安全性の責任が取れるのか」と叫び騒然となった。



 終了後、記者会見した(班目、まだら、め)春樹委員長は「1次だけでは不十分で、2次まできちんとやってほしい。安全性の確認は保安院が責任をもってやるべきで、安全委はその確認をするだけ。再稼働の判断をするのは政府だ」と語った。



 一方、福井県の西川一誠知事は、国に福島第1原発事故の知見を反映した安全基準を示すよう求めているが、その基準の実施を盛り込んだ法案成立の見通しは立たず、原因究明を目指す政府や国会の事故調査委員会の調査も終了していない。



 原発は全国で54基あるが、稼働中は東電柏崎刈羽原発6号機と、北海道電力泊原発3号機の2基。定期検査後に再稼働した原発はない。【河内敏康、岡田英】





(この記事は社会(毎日新聞)から引用させて頂きました)



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